会主ご挨拶

 はるか遠くまで見渡すことを「一望千里」といわれています。
私たちの円融会は昭和58年にその設立認可をいただき、平成25年に30周年を迎えました。
設立当時はまだ特養の必要性が論じられておりませんでしたが、福祉施設はその重要性・必要性が認識される時期が必ずやってくると遠くを見つめていたことを思い出します。
円融会は永い歴史を積み重ねながら蓄えてきた豊かな経験と、より高度な介護の知識に加え、新しい時代の介護のあり方も勉強しなければならないと思っております。
ご縁を得て神奈川県川崎市に平成28年新しく社会福祉法人清昭会を設立させていただきました。川崎市におきましても地域福祉の核になるよう努めてまいります。
また、千葉県野田市におきましても船形サルビア荘を開設させていただきました。
幸いにも多くの方々のご協力のもと私どもは京都大学大学院医学研究科薬剤疫学の研究をはじめ、大阪大学大学院工学研究科生命圏工学の研究に携わらせていただいております。
このことは「一望千里」の言葉にも通じるものがあろうかと思っております。福祉の未来に新しい光を見出せることを願って…。
そして円融会は、「やさしさは力。支え合うのが人。」をモットーに入所者様の皆さんの幸せを第一に考える中で、時代に即応する新しい福祉づくりを求めてまいります。

会主 前川 清寿

理事ごあいさつ

 社会福祉法人円融会は、曹洞宗仏光寺の境内を借りて仏の「慈愛-慈しむ心-」の教えを根幹に「共に生きる」を基本理念として設立されました。
施設の重要な任務は、利用される皆様に安全で安心できる生活環境を提供することです。
さらに、真の福祉サービスとは福祉を受ける方々に心豊かな生活をしていただくことであると思います。
そのためには介護を行う私たちには絶え間のない「慈しむ心」が必要不可欠であると感じております。
円融会は特別養護老人ホーム事業をはじめ、老人介護事業と、障がい者支援施設事業の運営を行っておりますが、今後さらに高齢化が進む中において、必要としていただける法人として確立していくために、私たちは常にプロの支援者(サポーター)でなければならないと考えております。
またこのたび平成29年4月に、千葉県野田市に新しい施設として特別養護老人ホーム「船形サルビア荘」を開設させていただきました。
この施設は、野田市より広大な土地の提供を受け、施設としてはめずらしい「木づくり」の施設であります。
この施設をも含め、今後も創設時の思いを基本として、現状把握を行いつつ、将来を見通しながら法人運営を行い、地域福祉の向上に努めてまいります。

理事 前川 知量